自動車ローンが払えない

自動車をローン利用で購入したものの、思わぬ失業や会社の業績悪化によるボーナスカットなど年収のダウンによってローンが払えなくなるケースも多いと思いますが、適切な対処方法を選べば差押えを避けることも可能です。

 

滞納をした場合やしそうな場合にはとにかくすぐにローン会社に連絡をしてください!督促の郵便物や電話などをひたすら無視していると法的に「期限の利益の喪失」という状態となり、車を差押えられることになりますよ。

 

以下では差押えを避ける方法や差押え決定になった場合の詳細についてまとめてみましたのぜひ参考になさってください。

自動車ローンを滞納中または滞納しそうになったらすぐにローン会社に連絡を

すでに滞納をしている場合には一日も早く連絡をするべきで、できれば滞納前の連絡がベストです。ローン会社から連絡が来るよりも前に相談すれば印象は良いはずです。

実際、担当さん次第で対応が厳しくなったり反対に柔軟になることも珍しくありません。

ローン会社の対応にはこんな柔軟な方法が

具体的には「毎月の返済額を数ヶ月間だけ減らしてもらい、後の返済額に差額分を上乗せしてもらう」など目先の数ヶ月の負担を軽減してもらる方法や、単純に「月返済額を全期間減らしつつ返済回数を増やして帳尻合わせをしてもらう」といった方法もあります。

 

もちろん、ローン途中の車でも売却はできますが、もしもローン利用先との契約書に売却NGの項目が含まれていたらとても厄介なことになるので、売却をする前にローン会社に一声かけて確認をしてからが安心して売却できるのでおすすめです。

失業中の場合には失業保険を見込むのもあり

現在、失業保険を受給される直前の場合にはローン会社にその旨を相談すれば待ってもらえる可能性もあります。もちろん失業保険をもらったら即座にそのお金でローンの支払いをする必要があり、それが翌月になる場合には今月と翌月の2回分を払うことも覚悟が必要です。

出産のために失業中なら一時金を見込むのもあり

出産に関係した補助金などは人によっては100万円以上も給付されるケースもあります。

例えば比較的大きな金額のものとして出産育児一時金(42万円)や傷病手当金(月給の2/3の金額を最長18ヶ月)や出産手当金(月給の2/3)、それに育児休業給付金(月給20万の方は平均で100万円支給)などが有名で、この他に失業給付の延長といったものもあります。

 

今すぐにチェックをして、今月や翌月にで給付可能なものがあれば、それを返済にまわすことをローン会社に伝えて相談してみてください。場合によっては認めてくれることもあります。

自動車ローン滞納はどの程度の期間で差押え対象になる?

まずは最初の引き落とし不能後にハガキや電話で優しく確認の連絡が入ります。その内容は「次回の引き落としは◯日になるのでよろしくお願いします」といった感じでこれは通称、一次督促と呼ばれます。

 

そしてさらに2回目の引き落とし日でも支払ができなかった場合には、確認ができるまで何度でも電話がかかり、その電話を無視していると今度は自宅に直接訪問をされます(これは二次督促)。それでも支払ができずに3回目(三次督促)となればついに「車の引き上げ(差押え)」の準備が始まります。

なお、販売会社の方に聞いた話では、三次督促に至るまでの時間は、早ければ最初の引き落とし不能日から一ヶ月後が多いそうです。

 

多くの方の滞納経験から2ヶ月連続くらいなら概ね大丈夫なようで、中には100日ほど滞納しても差押えにはならなかったケースもあるようです。ただし、ローン会社によっては差押えになるまでの期間も違うようですので油断はできません。

 

※ブログなど個人発信のネット情報の場合には面白おかしく誇張して書いているものも少なからずあるので、下手に「100日なんてまだまだ先だから自分は大丈夫」と思っていても実は差押え日が数日後に迫っているという事もなきにしもあらずですよ。

いざ差押えが始まるとどんなことになる

差押え当時は

差押えになると執行官と呼ばれる人や裁判所の人達が何人かで自宅にやってきて粛々と機械的に車をレッカーで運び去っていきます。

もしかすると「車を差し押さえる際に本人の同意が必要」という情報を御存知の方も多いかもしれませんが「強制執行」となった場合にはあなたの同意がなくても強制的に持って行かれることになりますのでご注意ください。

 

差押えを避けようとして車のカギを隠す方もいるそうですが、残念ながらそれは通用しません。カギがなくて車を動かすことができなくても、ジャッキで車体を持ち上げて、タイヤの下に移動用の車輪を据えることで簡単に車を移動させることができるからです。その辺りはプロ中のプロですから抜かりはありません。

車を運び去られた後はどうなる?

車を運ばれた後には「車両売却充当額及び債権残高のお知らせ」という書面が届きます。

この金額が非常に重要でして、万が一にも「債務残高」に金額が書かれていれば、支払いの残りがあるという意味ですので、すみやかにその支払ができない場合には今度は給与口座の差押えをされることになります。

 

※ちなみに、「債務残高」に金額があるという事は言い換えますと「差押えた車を処分したけど、まだローンが残っていますよ」という意味になります。

もちろん、債権残高が0円であればあなたのローン(借金)は無事に無くなり、余ったお金がある時は返済もしてくれます。

想像以上に車の処分額は安くなりがちです

差押えによって処分される車の金額は相場よりも安くなりがちです。ですから、もしも差押えが開始されるよりも前に自分で中古車屋さんに売る時間があればすぐに売却をした方が得策です。(時間がなくても作るべきでその方が絶対にお金は得できます)

 

ただし、車を売却する場合にはローンの滞納分だけは払っておくことが基本です。なのでお知り合いからお金を借りるか、キャッシングなどを利用して一時的に金策をする必要があります。借り入れなどに抵抗がある方も多いとは思いますが、すぐに車を売却してしまえるのであれば返済に困ることはありません。

売却時になるべく高く売るための注意点

それは、売却先を選ぶにあたっては複数の買取専門店から見積りをもらい、必ず最高値をつけてくれた業者に売るということです。買取業者によっては買取額が簡単に何十万円も違ってきますので、うっかり安いところに売却してしまうと、ドブに何十万円ものお金を捨てるのと同じことになってしまいますよ。

安い車に買い換えるという手もあります

今お乗り車が通勤には欠かせない場合には、差押えになれば会社に行けずに大変なことになりますよね。電車やバスで通勤ができる方はいいですがそうでない場合には原付か自転車での通勤になってしまいます。

 

そこでどうしてもお車が必要な場合にはローン返済中のお車をひとまず売却して安い車に買い替えるとう手もあります。今の車のローンがなくなれば次に買い換える車でもローン審査は通ると思いますよ。

 

その場合にも車を「売る店と買う店」は別に考えるのが鉄則です。多くの方は1つの店で済ませがちですが、それだと足元を見られて安く買われるのがオチです。(買い替えることが前提になっているので「安い値段でも売るだろう」と見透かされてしまうからです。)

利率の安い公的ローンに借り換えるという手も

利率の安い公的ローンに替えるという手もありますが、これは滞納を無くした状態でないと借り換えが難しいのが障壁です。なので一時的にキャッシングなどで借り入れをして滞納分を払ってから利率の安いところに借り換えするが基本となります。

 

なお、借り換えをするイメージとしては、現状のローンをひとまず一括返済すると同時に、再び同額のローンを他社で組み直す感じです。(同じローン会社で借り換えができることもありますが、他社に替える方が利率が安くなりやすい傾向があります。)