ルームシェアの家賃が払えないと強制退去になる？

迫った返済や滞納時のやりくり

2017.02.20

ルームシェアを利用して生活をしている場合で貯金などもない場合には突発的な出費が重なれば家賃を払えなくなる時もあると思います。

仮に、ルームシェアの家賃が1ヶ月分だけなら管理人やシェアメイトに待ってもらえることもあるかもしれませんが、2ヶ月や3ヶ月となれば流石に待ってもらうことは難しいと思います。

もちろん、1ヶ月なら待ってもらえるという保証もありませんから、管理人さんのさじ加減一つで強制退去になる可能性も十分にあり得ます。

家賃を滞納し続ければ強制退去に

仮にシェアハウスが賃貸物件であってもその物件を大家さんと契約をしている人は、あなたに対して物件のオーナーとほぼ同じ権利を持っています。

つまり、家賃を払わない人を追い出すための「法的措置」もとることができ、その場合、法的措置の開始の前にあなたあてに「内容証明郵便」が届くのでそれではじめて気がつくことが多いようです。

ちなみに、この内容証明郵便では「◯月◯日までに支払いをしない場合には強制退去に移ります」といったもので最終通告のようなものです。強制退去は裁判所を通じたもので法的な力があるため単なる脅しではありません。

仮に、入居をした際にデポジットがあればその金額で滞納分を補填できるうちは家賃の遅れを待ってもらえる可能性があります。（契約書があればそこに書かれているはずです。）

ただし、問題はデポジットで補填してもらってもカバーしきれない場合、この場合には鍵を変えられてしまったり、実家に荷物を送られていきなり強制退去を実行してこられるケースもあります。

これらいきなりの対処は常識ハズレにも思えますが、シェアハウスの運営者が会社組織でないことが多いため、実のところは管理者側がやりたいようにやられてしまう恐れもあるんです。

仮に、不当に強制退去をさせられたとしても、相手が企業ではないのでどこかに相談をするにも相談先さえも満足に見つからない事も多いのが実情なんです。

強制退去や滞納を続けてしまう前に、キャッシングでお金を借りて支払いを済ませるというのも一つの手です。仮にキャッシングも使わずに滞納を続けてしまうと、ルームシェアの管理人にからは「問題アリな入居者」とレッテルを貼られてしまいます。

今時はSNSなどでルームシェアオーナー同士が繋がっているため、レッテルを貼られた滞納者の名前などは個人間のSNSのやり取りで裏で共有されているなんて話も聞いたことがあります。

例えば、「◯山　◯太郎って人がルームシェアに希望してきてるけど、誰かの入居者リストにいました？」なんてやり取りです。近いエリアなどであれば転々としている可能性もあるのでそんなトラブルメーカーが入ることを事前に避けるためにオーナーも水面下では必死に対策を講じていたりするんです。

（アパートオーナーや不動産屋さんなどは昔から他のオーナーや他の店と問題入居者の情報を共有しているという話もあるくらですからね。）

正社員でなくフリーターの方でも毎月のように定期的なバイト代が入る人であればキャッシングの審査を受けることはできるので、審査に通れば早ければ当日中に、遅くても翌日には現金の借り入れが可能です。

また、借りたお金は分割返済を利用することもできるのでコツコツと1年ほどかけて払っていけば負担も少ないと思います。とにかくルームシェアで滞納をしてしまうとシェアメイトに迷惑がかかり、最悪はシェアメイトがあなたのために食費を削るような事にも繋がるので絶対に払い遅れはしないように気をつけてくださいね。

もしも普通にアパートを借りいている場合なら滞納したら大家さん1人が困るだけですが、ルームシェアの場合にはシェアメイトで家賃を割り勘している仕組み上、1人が払えないと他の人が立て替え払いをする必要がでてきます。

シェアメイトからすれば滞納者の分を払うというのは想定外のことなので「ふざけるな」というのが本音なはずです。

もちろん、家賃だけでなく電気代やガス代や水道代なども払えていない場合にはそれも他の人が立て替え払いをしていることになります。誰だって腹が立ちます・・・

これは私の知り合いのルームシェアをしている人から聞いた話ですが、ルームシェアをしている人は様々なSNSを通じて他のルームシェアオーナーさんと日々繋がっていることが多く、滞納者への対策にアドバイスをくれる人が沢山いるそうです。

近頃は家賃を払えずに逃げる人も多くいるそうで、そうした滞納者は絶対に許さないという姿勢が全国のルームシェアオーナーの間で強まっているとか。そこで、滞納したままで逃げた人から何が何でも強制的に回収するのが「給与の差し押さえ」になるそうです。

給与の差し押さえをするには「債権差押命令申立書」などが必要となりますが、そんなやり方も今はネットで簡単に調べられるので簡単に実行ができてしまうんです。

ちなみに、給与差し押さえになると銀行から職場に連絡が入るために会社にあなたの起こしたトラブルを知られてしまいます。これで左遷やクビになる可能性も十分にあるので絶対に避けるべきです。

ルームシェアオーナーにはわりとお金に余裕がある人も多いため、訴訟にお金がかり、滞納分を取り戻しても赤字になると分かっていてもトコトコんやる人が大勢いるそうです。

おそらく、今後も滞納者が出ることを見越して、どこまでやれるものか練習も兼ねて訴えてみるという人も多いと思います。ルームシェア管理人として腕をあげるにはそれくらいやってのける人でないと今後は難しいなんて話もあるくらいですからね。