ゆうちょ銀行で振込をする際に入力する支店番号など数字をたった1つ間違えてしまうだけで実は簡単に他人に振込みができてしまいます・・

 

もちろん振込決定の前に相手の名前が出るのでそこで気づけばいいんですが、「もしかすると家族の名前かな?」なんて深読みしたり、慌てて決定操作をしてしまうと、その瞬間に振込されてしまいます。

 

そこで、以前に僕自身が間違えて振込みをした後に、無事に返金をされるまでに必要だった手続きや返金までの期間、それに郵便局員さんから後日談で聞いた「無事に返金される確率」についてもご紹介したいと思います。

(今回は、ゆうちょ銀行間での振込み間違いをした僕の実体験となります。)

ゆうちょ銀行で振込先を間違えた時の対処方法

ゆうちょ銀行で振込先を間違えた時は、すぐに窓口に声をかけて「組戻し」(くみもどし)の手続きをしてもらいましょう。

「間違えて他人の口座に振込してしまいました。。。」と言えばすぐ分かってもらえますよ。

 

その際に、ATMから出た明細用紙を窓口の局員さんに渡す必要があります。そこに相手の名前(カタカナ表示)から支店番号や口座番号など重要な3点が記載されているからです。

組戻し手続きに必要なもの

組戻しの手続きに必要なものは、先程紹介した明細用紙と振込で利用した口座の預金通帳かキャッシュカード、それと印鑑と身分証明ができるものです。

  • 明細用紙
  • 通帳かキャッシュカード
  • 印鑑(口座で利用してるもの)
  • 身分証明(運転免許証など)
  • 組戻し手数料(返金8万円ほどに対して数百円でした。後払い)

これさえあれば、あとは窓口で教えてもらうままに組戻しの用紙に名前や理由などを記入していけば完了です。

 

わりとあっという間に書き終わるような簡単なものでした。

問題はここからです・・・

ゆうちょ銀行 振込先の他人口座からお金が戻る確率

ゆうちょ銀行で振込先を間違えて他人の口座に振込みした場合、残念ながらそのお金が戻る確率は「相手次第」ということになり、確率で言うと50%くらいと教えてもらいました。

 

ただし、これは返金された後にお礼を言いに行った際に教えてくれた話なので、間違えて振込した直後の僕にはショックが大きくなるからあえて言わなかったじゃないかな・・と思います。

返金されない時の主な理由

返金されない時の主な理由は2つあります。

  • 相手と連絡が取れない
  • 相手が返金を拒否した

ゆうちょ銀行が相手と連絡をとる手段は、電話か郵便物だそうですが、電話は本人が登録してなければかけることができないそうです。

 

また、郵便物の場合にも自宅に届いても入院していたり施設に入所している、海外にいるなどの場合には相手に読んでもらえないのでこれもまたやり取り不能だそうです。

 

次に、相手が返金を拒むケースも稀にあるそうです。(通帳記帳せず全額使う人なんかは「今さら返せない」とかあるみたいですね。)

 

ただ、よくあるパターンは最初の「連絡が取れない」が多いみたいなので、もしかすると数ヶ月には相手が郵便物を見て気づくか、ゆうちょ銀行へ「知らない人から振り込まれてるけど詐欺かな?」と相談することで気づいてもらえるかもしれません。

 

なので、希望は絶対に捨てないでください!

返金されない時の最終手段

返金をされない時の最終手段ですが、ゆうちょ銀行の局員さんに言われたのが「最後は本人同士での話し合いになります」とのことでした。

ちなみに、相手の住所を知る手掛かりは「支店番号」と「名前」です。

 

ただし、支店番号は口座を開設した当時のものなので今住んでるところが同じ街とか県という保証はありません。。。

 

もし僕が相手とやり取りをするとなったら、まずはNTTの104番に電話をして支店番号で分かった”街の名前”と”相手の名前”で該当する人がいないか調べて電話します。

 

で、泥臭い話ですが、該当者に電話をして事情を伝えて「あなたではないですか?」と確認をします。

 

これで相手が認めたのに返金しない場合には弁護士さんの無料相談を利用してどういう手続きや費用がかるか教えてもらい、対処に移ったと思います。

 

無料相談でないといきなり相談料で1万円や2万円を払うことにもなるのでそこは事前に確認しておきましょう。

 

ただし、1万円くらいの場合には依頼費用がかかりますし、なるだけ自力で訴訟を起こすとしても勉強をしたり交渉のために理論武装する手間は膨大なので割にあわなくなります。

 

誤って振込した金額によっては、そのままトラブルを大きくしてストレスで苦しむよりも諦めてしまった方が良いケースもあるかもしれません。

ゆうちょ銀行で振込間違いから返金るまでにかかった期間

ゆうちょ銀行で振込相手を間違えて送金してから無事に戻るまでの期間ですが、僕の場合には16日間で無事に口座に返金がされました。

 

7月末日に振込間違いをしたお金が8月15日のお盆休みの真っ只中に返金処理をされたんです。諦めかけていたので泣きそうなくらい嬉しかったです。

 

ゆうちょ銀行からの簡易書留が届き、そこに「送金の取消成立のお知らせ」と書かれた用紙が1枚入っていました。

見間違いじゃないかと思って3回は読み返しましたね。。。

間違えて振込した経緯と反省

相手の方にはただただ迷惑をかけただけなので返金処理に応じていただけて本当に感謝をしています。

 

今後、振込み相手の名前が違ってる場合には例え支払いが翌日扱いになったとしても再確認をしてからでないと絶対に振込はしないように心に誓いました。

 

※もともとは先方からもらった情報が間違えていたので、僕の入力ミスではなかったんですが、振込み時に気にせず振込みした僕が悪かったと反省しています。

 

なお、振込みした5分後に相手から「ごめん、番号違ってた」というLINEが届いたために気づきました。

 

連絡をもらったのが、ゆうちょ銀行の駐車場にまだいた時だったのですぐに手続きができたわけですが、相手も気づいてなかったらとおもうとゾッとしますね。。

 

それに、間違えて振込した相手がすぐに対応してくれなかったら1ヶ月とか余裕で時間がかかっていたと思います。(相手次第ですから)

もしそのせいで、本当に振込みしないといけない相手に払うお金がなかったら、その時は金欠だった僕にはキャッシングを頼るしか道はなかったと思います。