銀行のキャッシュカードが突然使えなくなった時、カードがダメ担ってる場合には窓口が開いててもすぐには使えるようになりません。また、すでに窓口が閉まってる場合も絶望的です。
そんな時は、ひとまずキャッシングで乗り切るしかありません。
(なぜなら、カードの再発行や利用再開の手続きには日数がかかり、2週間ほどかかることもあるからです。)
とくに、キャッシングの利用が初めての方なら、新規申し込みから30日以内の返済分には利息がかからないところもあるので、そこを利用すれば借りたお金しか返さなくてもよくなります。
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ちなみに、キャッシュカードは場合によってはすぐに使えるようになることもありますが、再発行してもらう必要があればすぐに手続きをしないと2週間ほど待たされるケースもあるので即行動に移してくださいね。
(※もちろん、通帳と印鑑があって窓口営業時間内であればお金を引き出すことは可能です。)
もくじ
現役の銀行員が教えてくれた!キャッシュカードが使えなくなる原因
- 電子機器の影響によるカードの磁気とび
- ICチップの汚れや傷で読み取り障害がおきる
- 暗証番号の入力間違いでロックがかかる
- 長期間の利用がないことでロックがかかる
以下でそれぞれについて詳しい原因と対処方法を紹介してみますね。
1,キャッシュカードが突然使えなくなる原因のトップはカードの磁気とび
キャッシュカードが使えなくなる原因で最も確率が高いのがカードに備わっている磁気がスマホや携帯やPCなどの電磁波の影響を受けて消滅してしまうケースです。私も過去に何度も経験がありますが、ATMの列に並んでいる間に財布からキャッシュカードを取り出し、スマホに触れる感じで手にしていた後によく発生しました。
磁気への影響は、他にもかばんの留め具に使われている磁石やTVやスピーカーなども要注意で、物によっては磁力が非常に強いものもあるのでかばんを変えてから頻繁に磁気とびを起こすなんて話も耳にします。
また、財布に入れている状態でもスマホや携帯やノートPCと一緒に手に持って持ち運びをする習慣がある方はよく磁気がとんで使えなくなります。そこで、ある時地方銀行で20年近く勤務している友達に相談をしたところ「磁気とびから守るケースがあるからそれに入れた方が良い」というアドバイスをくれました。
磁気がとんだかも!と思った時の対策はこれ
とにかく早くお金を降ろす必要があれば試しにセロテープを磁気ストライプの位置(画像参照)に貼ってみてください。こうすればストライプ部分の傷が原因でATMが読み取りできない場合には傷をごまかして読み取りしてもらえる可能性があります。
ダメでもともとです!コンビニで降ろしたい時は店でセロテープを売ってますし、銀行などにいる時は窓口に行ってセロテープをもらえばOKです。(ただし窓口の人に貼ってもらおうとしてもたぶん断られますのでテープだけもらって自分で貼るようにしてください。)
使えなくなった銀行キャッシュカードへの対策!再発行してもらうための最短方法
どこの銀行でも対策はほぼ同じになりますので、今回は全国で利用者数がダントツに多い「ゆうちょ銀行」の例でご紹介します。
(簡単な流れは)
キャッシュカードが利用できないと知る→窓口で再発行の手続き→10日ほどで新しいキャッシュカードが手元に届く
(再発行に必要なものが4点)通帳・口座開設時に使った印鑑・使えなくなったキャッシュカード・身分証明書(運転免許証か保険証などで顔写真のあるもの)
ゆうちょ銀行ならATMに通帳を入れてお金を引き出すこともできます!
ただし、これをするには事前に通帳にも暗証番号を設定しておく必要があります。銀行さんの話によると「最近発行した通帳なら暗証番号を設定しているはず」とのことです。数年前に作った通帳なら設定されていない可能性が高いので改めて設定手続きが必要でこれには日数がかかるみたいです。
※この記事を書くにあたり実際に最寄りのゆうちょ銀行の支店に電話で確認済みです。
キャッシュカードの磁気とびにはこんな予防策があります!
通常、銀行では通帳を入れておくために透明のビニール製のものをくれますが、磁気とびを考慮したものはグレーの色がついたビニール製の通帳入れで、少し厚みがありシッカリとしたものでした。
(画像)
ただし!これにしてからも1度だけ通帳が使えなくなり、ATMに入れた時に「利用できません、窓口におこしください」と表示が出たことがあります。この時は幸いキャッシュカードを財布に入れていたのでカードは大丈夫でしたがスマホやPCはよほど強い電磁波を出してる感じて今まで以上にキャッシュカードを慎重に扱うようになりました。もちろんクレジットカードも同じように気をつけています。
2、ICチップの傷や汚れが原因でキャッシュカードが使えなくなった
ICチップの傷や汚れは酷い場合には再発行してもらうしか対処方法がありませんが、少しの傷や汚れの場合には消しゴムで擦ることで復活することもあります。
ちなみに、なんでキャッシュカードにICチップが付いてるかご存知ですか?その答えは偽造防止だったんです。今では銀行キャッシュカード以外にもクレジットカードでも同様の対策が行われていて、偽造こそ減ったようですが傷や汚れの付着で突然にキャッシュカードが使えなくて困るというケースは増えているみたいです。
3,暗証番号の入力間違いでロックがかかった
意外とやりがちなのが暗証番号の入力間違いだそうです。他の銀行や同銀行で作ってる別の口座の暗証番号と間違えて入力をしたりするケースがとても多いそうです。「うっかり」というやつですね・・・。
暗証番号の入力間違いをした場合、多くの銀行は3回まで大丈夫ですが4回も入力を間違えると即座にロックがかけられます。なお、正式な回数は銀行によっても異なり、セキュリティーの問題から公表されていないことが多いです。(参考までに三菱UFJは公式サイトに「回数は非公開」となっていました)
入力間違いでロックがかかった状態を解除してもらうには
暗証番号の間違いなら新しい暗証番号の再登録をすればOKです!急ぎの場合には窓口で、時間があれば郵送でのやりとりも可能です。どちらの場合にも必要なのは「キャッシュカード・印鑑・本人確認ができる書類(免許証や保険証)」になります。
※もしキャッシュカードを処分してしまったり紛失していれば再発行手続きになり2週間ほどかかってしまいますのでご注意ください。
4,長期間の利用がないことで利用制限がかかることも
これは若い人には滅多にないケースとなりますが、普通預金や貯蓄預金を5年~10年間に入出金した履歴がなければ利用制限がかけられている可能性が高いです。(利息の動きは対象外とされます)
タイミングは以下のように5年もしくは10年になります。
・5年を目処に制限される場合
最後に入出金してから入出金が5年間無く加えて残高が千円未満。
・10年を目処に制限される場合
最後に入出金してから入出金が5年間無い。
ただし、これらは何の通知もなく勝手に利用制限がかかることはありませんので、事前にハガキなどで「◯月◯日までに利用がない場合には・・・」などと何かしらの通知が来ているはずです。そして最悪の場合には口座廃止ということもあります。
私はファイナンシャルプランナーとして相談を受ける際に、たびたびこれに該当する話を耳にしますが、主にご年配の親の銀行口座をお子さんが管理し始めたタイミングで制限に気づくパターンが多いですね。
もし口座名義人のご本人様が自分でやり取りをできるのであれば銀行窓口に行って制限の解除をしてもらうのが早いですが、息子さんや娘さんなどが親の代理として動くとなればかなり面倒です。
なんで勝手に口座を利用制限されたり廃止されるの?
使われていない銀行口座というのは悪質な業者が違法行為のための振り込み先として利用する恐れがあるからで、犯罪を防止するために一定年数使われていない口座はこうした措置をとられます。
なので、もしご家族の口座が5年も10年も放置をされていて気づいたら利用制限がかかっていたとしても、前向きに「悪用されるのを防ぐ処置をしてくれてた、よかった。」と前向きに受け止めてくださいね。
先程もご紹介しましたように、事前に銀行からは通知がきていたはずですから金融機関にクレームは言っちゃだめですよ・・・。