銀行ローンを利用している人のなかには住宅ローンやマイカーローンの他、カードローンを利用している人も多いと思います。
そこで、今回はもしもカードローンを利用している銀行が破綻してしまった場合に一括請求されてしまうリスクとその回避方法をご紹介します。
この記事を書いている今も、某銀行の株がストップ安になったりといろいろ騒がしい状況です。備えあれば憂いなしですね。
もくじ
銀行カードローンの利用先の破綻で一括請求される可能性が
金融庁から業務停止命令を受けた銀行は一般企業で言うところの倒産になります。
倒産になった場合、その銀行が持っていたあなたへの債権(お金を戻してもらう権利)を後始末をする企業や組織が引き継ぎ回収を続行することになります。
この時、その引き継がれたあなたあての債権は契約時と条件が変わり、分割払いから一括払いに変更されるリスクがあるんです。
なお、債権譲渡(あなたから回収する権利を受け継いだ)を実行するには、あなた宛に、もともとの借り入れ先からの通知が来るので、それが来ていなければ払う義務はありません。
通常は「債権譲渡通知書」というものが届くことになっています。
この債権譲渡通知書が届くか、もしくはあなたが了解するか、いずれかがないと支払う義務は発生しません。間違っても、債権譲渡通知書が届いてもないのに了承はしないように気をつけてください。
あとは、通知書が届いても、それがもともとの借り入れ先が発行したものかどうかもチェックしましょう。
債権譲渡通知書が届いて一括請求されたら
一括請求されてしまったら、やるべきことは他の銀行のカードローンを利用するかキャッシングを利用して、ひとまず譲渡された先には払い終えてしまうことです。
「一括で」と言われている以上、今までのように分割払いができないので仕方がありません。
そのまま滞納状態を続けていると与信に傷がついて他の銀行カードローンやキャッシングでも審査落ちし、八方塞がりになるリスクがあります。
そこで利用したいのが、スピードの早いキャッシングです。
キャッシングなら、今すぐにスマホやパソコンからお借入シミュレーションを受けることができ、借り入れが可能かどうかの目安が今すぐに分かります。
後は、結果が「借り入れ可能性あり」と出たら、街にある三井住友銀行のローン契約機で本契約をすれば、早ければ当日のうちに現金の借り入れが可能になりますよ。
後は、キャッシングからの借り入れを分割払いでコツコツと返済していけばとりあえずは無事解決というわけです。
ただし、キャッシングの利用の際にも、そこが経営危機になってしまうと今回と同様に一括請求をされる日がやってくるかもしれません。
なので、選ぶとしたら超大手銀行のSMBCグループのプロミスやSMBCグループのSMBCモビットあたりが最も安心できる借り入れ先とも言えます。
銀行カードローンの利用先を他に変える手順
今利用している銀行カードローンへの返済をキャッシングや他銀行のカードローンを使って返済する手順についてご紹介します。
まずは一括返済に必要な金額をキャッシングなどで借り入れする必要があるので、キャッシングの審査を受けて現金を手に入れるところまで進めます。
次に、一括請求されているところへ払うという手順です。
(ここからが重要!)
新規でキャッシングなどを利用する場合には、初回から100万円を超える金額は借りることができないことが多々あります。
そんな場合、審査に無事に通っていれば、キャッシング会社に電話相談をしてみてください。
例えばプロミスなどは複数からの借り入れを1本化させる「おまとめローン」などがありますが、これなら通常は初回から貸してもらえない大きな金額を貸してもらえる可能性があります。
それに、他社の借り入れを返して自社で借りてくれるわけですから、お客さんを引き抜けたということにもなるので、キャッシング会社からすればあなたの場合には歓迎されるべきお客さんです。
さらには、すでに他社で借りているという実績があることと、今回はあなたが悪いのではなくて前の借り入れ先が破綻することで急にお金が必要となったわけですから悪い印象はありあせん。
もしかすると、余裕で借りることができるうえに、前よりも利息率なども良い条件になるかもしれませんよ。
借り入れ先の銀行に危ない話が出はじめたら
すでにカードローンや各種ローンの利用先の銀行に経営について危ない話がニュースなどで出始めたら、その瞬間からできるだけ他の銀行やキャッシングなどの「分割返済」ができるところに乗り換えておくべきです。
ドタバタが起きてから一括請求されてしまうのと、まだ平常業務をしてる余裕があるうちとでは天と地ほどプレッシャーに差があります。
なので、とりあえず何の噂もない他の借り入れ先を利用して危ないところには返し終えておけば、後にニュースで破綻したと聞いても他人事で済ませられます。
また、もしも新しい利用先のキャッシングや銀行ローンで半分ほどしか借り換えができなかったとしても、それでもいきなり一括請求される危険がある金額は半分にはなっているので精神的にかなり楽になるはずです。