幼稚園の費用が訳あって払えなくなったという人も今の時代には珍しい話ではなくなっています。
特に、私立幼稚園にお子さんが通っている場合ですと、月謝が3万円近いところもあるのでもともとギリギリで預貯金もほとんどなくやってきた場合には一時的に払えなくなっただけでも致命的ですよね。
そこで、払えなくなった場合にはどうするのがベストか?調べてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
もくじ
幼稚園の月謝を払えないのが一時期かこの先ずっとか?
一時的に払えなくなった場合なら
もしも一時期に支払いができない場合なら、簡単に対処できる方法があります。それはキャッシングを利用する方法なんですが、キャッシングならパートやアルバイトをされている人でも審査を受けることができるので、審査に通れば一般的には年収の3分の1を限度として借りることもできます。
仮に幼稚園が私立の場合には月額3万円と過程したら年間で36万円となりますが、年収が100万円のパートをされている方であれば30万円ほどを借り入れできる可能性はありますから、約1年先までの月謝を借りておくことができます。
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ちなみに、キャッシングで借りたお金は分割返済をすることもでき、月に1万円づつでコツコツと返すことも可能になります。また、ボーナスが入ったり、補助金を利用するなどでお金が入った際には、まとめて早めに返済をしてしまえば払う利息を少しでも少なくすることもできます。
(借り入れできる限度額には個人差があり、4分の1や5分の1までしか利用できない方もいらしゃいますが、審査に通れば限度額も分かります。)
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この先ずっと支払いが難しい場合には
この先ずっと支払いが難しそうな場合には、いつまでも借り入れを利用して払うのも限界があります。ですから、ずっと払える目処が立ちそうにない場合には私立幼稚園から公立幼稚園に変更をするしかありません。
公立幼稚園なら滞納をしても私立ほど厳しくはありませんし、何と言っても公的な援助を受けやすいからです。幼稚園の変更をして支払い負担を減らしつつ児童手当等を利用するのが賢明な判断だと言えそうです。
( 児童手当について )
幼稚園で滞納を続けると強制退園になることも
私立幼稚園の場合には督促が来ても払えないままでいると強制退園となることも多く、運営者側のさじ加減一つといった性質があるので公立幼稚園よりも対処の厳しさは格段に上だと言われています。
ただし、わずか1ヶ月やそこで退園になることはなく、それまでの間に初月や40日目や60日目などにそれぞれ期限を設定した督促の電話や書類や訪問が行われるのが一般的です。
そこで、一時的に強制退園をさけるためにキャッシングを利用して目先の数ヶ月の費用を用意しておき、それから公立幼稚園への移動手続きなどを行うのが理想的と言えそうです。
強制退園になった場合に滞納分はどうなる?
私立幼稚園の場合には厳しい督促や訴訟を起こされるリスクがありますが、そうかと言って公立幼稚園が優しいわけでもありません。仮に公立幼稚園で滞納を続けた場合にはそのお金は自己破産までしたとしてもチャラになるわけでありません。
私立の場合には運営者側によって厳しいところや優しいところなど対処に差がありますが、公立の場合にはルール通りに粛々と対処が進められるといったイメージとなります。
公立幼稚園への未払いは自己破産しても消えない
税金を未払いの人が自己破産をしても税金分だけはチャラになりませんが、公立幼稚園への滞納も税金滞納と同じように捉えられます。しかも、滞納分を払えずにいれば自己破産をするまでもなくまず最初に「差し押さえ」という措置をとられ家や車や収入源を抑えられてしまいます。
差し押さえには給与差し押さえと不動産等の差し押さえがあり、まずは資産よりも先に旦那さんや奥さんの給与口座を差し押さえが先になることが多いです。
なお、給与差し押さえの場合には、銀行から勤務先に連絡が入るので職場に「滞納で差し押さえられた」という事実が確実にバレます。
世間一般には「差し押さえ」なんてなる人はそうはいませんから社会的なイメージは相当悪く、会社をクビになったり、辞めたくなるように左遷をさせられたたりすることも珍しくありません。
差し押さえを避けるためにも、ひとまず目先の支払い分はキャッシングなどの借り入れでまかない、公立幼稚園に移ってから余裕ができたところで滞納分の返済にまわしていけば大丈夫です。
もしこれでもやり繰りが厳しい場合には、先程も紹介しました「児童手当」を活用すれば何とかなると思います。
ちなみに、車や家の差し押さえになれば、誰もが寝ているような早朝にスーツを着た職員が自宅に押しかけてきて、法的な令状を見せて家に上がり込んできます。そして、テレビや趣味の道具から子供のおもちゃまで、1円でも価値があるものは徹底して差し押さえシールを貼られてしまいます。
そのシールを無許可で剥がしてしまうと刑罰の対象となるので、自転車や冷蔵庫なども使うことができなくなります。当然、そんなことになれば近所中には知れ渡ってしまうので、多くの人は違う街に引っ越しをすることになるようです。
お子さんにそんな悲しい思いをさせないためにも、今すぐに行動に移してみてください。今ならきっとまだ間に合いますよ。