ケガや病気で通院や入院をされた場合には、ご自身で加入されている生命保険などが適用できてその治療費や入院費用の全額が戻ってくることもあります。
ところが、ここで問題なのは病院から請求されるタイミングと保険金がおりるタイミングで、請求から早くても1週間はかかり、遅ければ数週間というほどに差があります。
※保険を使う場合、あなたから保険会社に連絡をする必要があります。
(必要書類を送ってもらい、医師に必要事項の記入をしてもらわないと、保険会社から勝手にお金が入金されることはありません。
もくじ
病院からの請求額をすぐに払えるお金がなければ?
請求書類が届いてもすぐに払えるお金がないことだってあると思います。でも病院にはそんな事情は関係ありませんから、すぐにお金を借りてでも払う必要があります。
いつまでも払わずにいると最近の病院は未払い者に対して非常にシビアになってきているので、訴訟のための法的な書類が送られてきて取り返しのつかないことにあるリスクもあります。
そんな事にならないためにも、キャシングなどを利用してひとまず払い終えるのが大人としてのスマートな対処法とも言えそうです。
(なお、キャシングの返済方法は、翌月一括返済だけでなく分割返済も選べるので無理なくコツコツ返すことも可能となっています。)
※健康保険の対象となる場合にも入金されるのは2ヶ月ほど先になるので自腹立替が必要となります。
お金の支払いがルーズな患者はよその病院に行かせたい
近頃は病院が増え過ぎている地域も多く、そんな場所では経営が厳しくて潰れるところもあるくらいです。ですから基本的にはどこの病院もお金の支払いにルーズな患者は嫌がられます。
もし滞納したり、返済期日を先延ばししてもらうように相談なんてしたら「うちよりも◯◯病院の方が最適だと思います」なんて適当な理由をつけて他の病院にたらい回しにされる恐れだってあります。
これは病院に限った話ではなくて、お金の支払いが難しそうな面倒なお客はなんの商売をしているところでも煙たがられるものです。
支払い方法にクレジットカードが使えても現金払いが良い
病院のなかにはごくまれにクレジットカードでの支払いに対応しているところもありますが、その場合もできるだけ現金を用意して払うのがベストです。
なぜなら、今時はどこの病院も経営が大変なのでその場で現金回収できる方が嬉しいからです。それがクレジットカード払いとなれば病院からカード会社に対して利用額に応じた手数料を払う必要がでてきますし、カード会社から病院への入金にも1〜2ヶ月のタイムラグが生じるからです。
つまり、現金ならすぐに何かの支払いにまわせるのに、クレジットカードで払われたら最悪の場合2ヶ月先まで1円も手に入らないという事になります。だれだって嬉しくありませんよね。
もしもこれからも定期的に通院などの費用がある場合、現金払いをしてくれる患者さんとカード払いをする患者さんでは、扱いに差が生じても不思議ではありません。順番待ちでとばされたり、親身になってくれないなど、どんな目に会うか分かったものじゃありません。
もちろん、普通に考えればそんな酷い扱いはなさそうに思いますが、お金にシビアな経営をしている病院であればそんな扱いも無いとは言い切れません。
請求書の支払い期限は最初にチェック
病院からの請求が来たら、その請求書類には「支払い期限」が書かれていることが多いのでまずはそれをチェックしてください。(期限の明記がなくても1週間くらいのうちには払うのがマナーです)
また、病院によっては多少は待ってもらえる可能性もありますが、普通は皆さんすぐに払うものです。まして、今後も通院などの必要がある場合には、払うものはちゃんと払わないと、受診を拒否される恐れだってあります。
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病院での滞納は話が広まるのも早い
よくある話が、病院の支払いを滞納したことが職場の人に知られてしまったり、近所の人や友達などに知られてしまい大恥をかいてしまったという話です。
なぜそんなことが起きるかと言うと、職場の人の家族や近所の人やその身内が病院で事務や看護師として勤務をしている可能性があるからです。
その場合、滞納している人について、「この患者さん、あなたの家の近所の人だけど知ってる?」なんて会話になったり、仕事から帰ってから家族と話をしている際に「あんたの会社の人がうちの病院で滞納してるらしいわよ」なんて何気ない会話でどんどん拡散されていくものなんです。
そもそも人は噂話が好きですし、他人の不幸話に関心が高いので、「滞納」なんて話はかっこうの井戸端会議などのネタになります。
どんなに良い車に乗っていても、ちゃんと働いていたとしても、噂一つでだらしない人というレッテルを貼られてしまいますから、病院への支払いなどは手っ取り早く対処しておくべきだと思います。